企業のブログが更新できていない、WEB集客がうまくいかない。
といった悩みを抱える広報やPR担当の方も多いと思います。
集客を成功に導くコンテンツマーケティングとはなにか、また、それを考える上で重要なSEO対策について分かりやすくご紹介していきます。
Contents
そもそもコンテンツマーケティングとは
コンテンツとは情報を意味します。
すなわち、顧客が求める情報を正確に認知し、それを正しくコンテンツという形で提供することで、購買意欲を駆り立てる手法と言えるでしょう。
集客に直結するコンテンツマーケティングの3要件とは
コンテンツマーケティングで結果を出すためにはどんなポイントに注意すれば良いのでしょうか。
3つの要点となる例を挙げて説明します。
役に立つ・面白いコンテンツを用意する
コンテンツマーケティングの特徴として、顧客が欲しいと思う情報を探しているのに対して、企業が伝えたい情報を渡すという形を取っていることが挙げられます。
自分が必要なものを探す点から、行動の始まりは顧客です。
つまり、企業が提示する情報は顧客の求めるものである必要があるでしょう。
要求を満たさない、面白くない、使えないものに顧客は近寄らないからです。
まずは、顧客の需要を考えることが第一でしょう。
SEO対策をしっかりやる!
次にSEO対策の徹底が大切になります。
SEO対策とはユーザーが検索した際に、自社のサイトやブログを上位に表示させる、検索エンジンに対する対策を指します。
これは上位表示の戦いと大きく関係するでしょう。
その理由はコンテンツを掲載しているサイトを上位表示させないと、検索した人がコンテンツにたどり着かないため、集客が始まらないからです。
つまり反対に、おもしろさや情報を充実させ、役に立つ、面白い記事を投稿しSEOの評価を上げられるとサイトを上位表示させられるようになります。
ペルソナという言葉をご存じでしょうか。
これはマーケティング用語で「サービスや商品に対する理想の顧客」を表します。
この理想の設定がコンテンツマーケティングで重要となります。
どんな人物をターゲットにするのか、どんな顧客にどんな情報を伝えたいのかを明確に定義するために、この設定を意識してコンテンツ作成をする必要があるのです。
SNSをしっかり活用する
SEO対策と比べて、効果がすぐ表れるのがSNSです。
近年、SNSのユーザーは急増しています。
そこで、Twitter、Facebook、LINEなどそれぞれの特徴、向き不向きを押さえておく必要があります。
Twitterの特徴としては「気軽さ」、「拡散力の高さ」が挙げられるでしょう。
他のSNSと比にならないのが拡散力です。
伝えたい情報が素早く伝わる分、その質にも注意が必要となります。
Facebookの特徴はTwitterと違い、実名制であるためユーザーの質が高い点や、ログインしていない人でも閲覧可能という点もあります。
顧客や取引先との繋がりが生まれる可能性もあり、ビジネス向きのSNSだと言えるでしょう。
LINEは皆さんが1日1回は開くSNSではないでしょうか。
LINEビジネスアカウントではメールマガジンのように、伝えたい情報を一斉送信できるため、簡単に伝達を行えます。
以上の3要件からコンテンツマーケティングでの集客を成り立たせるためには、面白い、役に立つ情報を提供し、それと同時にSNSを的確に活用していく必要があるでしょう。
コンテンツマーケティングを成功に導く10のコツとは
続いて、コンテンツマーケティングを成功させる10のコツをご紹介していきます。
マーケティングを成功させるためには、ある程度の知識とともに、コツが必要となります。
そのコツの中でも、これから紹介する10のコツを取り入れて効率的なマーケティングを目指しましょう。
1つ目に、STPを明確にしておきましょう。
マーケティングの基本のSTPとは、自社の顧客に対するポジショニングのことを指します。
STPの意識がないまま記事を書くと顧客の求めている内容ではなくなってしまうため、あまり効果のない記事、マーケティングとなってしまうでしょう。
またコンテンツマーケティングは長期にわたり行うものであるため、時間を経ても一貫した内容である必要があります。
2つ目に、前述で紹介したペルソナです。
より具体的なポイントとして、顧客の年齢、性別、家族構成、職種、性格、収入などを定義しておくとより良い設定が作成できるでしょう。
シンプルに重要な情報だけをまとめると活用しやすいです。
3つ目は、ペルソナのニーズに応えることでしょう。
人々が必要としている情報を的確に捉えて提供することには大きなメリットがあります。
ユーザーは有益な情報を得ることで、その企業に信頼を覚え、知りたいことを教えてくれる、欲しい情報を提供してくれる企業として、新たな記事にも興味を示すようになります。
それが購買欲へと繋がり、集客が成功するというわけです。
4つ目に、記事の種類を認識するというコツもあるでしょう。
記事の種類は大きくわけて、ハウツー、ケーススタディ、ニュースの3つがあります。
それぞれ詳しく見ていくと、ハウツーはあるテーマについての効率的な取り組み方などをまとめたもので、質の良いハウツーはリピーターを増やせます。
ケーススタディは実体験などをもとにした記事で特に成功例は読者の購買欲を駆り立てたり、行動を促したりできます。
ニュースの記事は、まだあまり世に出回っていない内容を取り上げるので、積極的に新しいものを取り入れる会社であると認識されやすくなるでしょう。
どの種類の記事をメインに書いていくかは対象によって決定すると良いでしょう。
5つ目は、マインドマップでペルソナの情報を可視化し、検索キーワードを決定することです。
対象の情報を整理しニーズを把握した後にSEO対策を強化する方法として、マインドマップが挙げられるでしょう。
マインドマップでは中央にSEOで狙ったキーワードを書き出し、それに関連するキーワードを周りに書き足していきます。
これにより対象に本当に必要な記事がなにであるかを把握できます。
6つ目に、決定したキーワードを意識してコンテンツを作成しましょう。
記事を書く段階において、そのコンテンツがコンテンツマーケティング全体の中でどのような役割を果たすのかを考え、キーワードを意識して作成をする必要があります。
その中でも、キーワードを無理矢理挿入するのではなく、関連する話題の中で自然と出すのが理想的です。
7つ目に、文章の書き方について、正しい情報を簡単な文章にすることも重要でしょう。
やはり文章は読みやすく、わかりやすいが一番大事です。
難しい表現をさけ、分かりやすく言い換えると良いでしょう。
8つ目は、文字数を考慮することです。
なぜなら、文章が長くなると単語数が増え、その分検索エンジンにヒットする確率が上がるからです。
しかし、質も軽視できません。
長い文章を作っても、質が悪いと顧客は読むのをやめてしまうでしょう。
9つ目に、SNSで拡散しましょう。
コンテンツマーケティングはページが完成してからが勝負です。
どれだけ良い情報が載っていても見る人がいなければ、始まりません。
そこで、SNSを活用しましょう。
注意点として、目的はあくまで顧客に見つけてもらうことであり、拡散させることではないということです。
無理に広めることは顧客にありきたりなものとして感じられ、逆効果な場合があるので注意が必要です。
10つ目は、コンテンツマーケティングの効果を見ることです。
効果の評価を行うにあたり、KGI、KPIの設定、Googleアナリティクスの導入を行いましょう。
KGIとは、重要目標達成指標を指し、目指している最終目標を表します。
KPIとは重要業績評価指標を指し、最終目標までの中間地点です。
これらは進捗具合を把握するための指標となるでしょう。
GoogleアナリティクスはGoogleが無料で提供しているWEB解析ツールで、これを用いるとアクセス数などの値を把握できるため、目標を決定できるのです。
以上の10のコツを用いた的確なマーケティングを行うことで、アクセス数の大幅アップや、WEB集客率の向上が期待できます。
どのようなコンテンツを作成するにしても、サービスのニーズ、ペルソナを考え、質の高いコンテンツ作成を意識し、その内容に興味を示す多くの顧客へと届けることが重要でしょう。
まとめ
以上、コンテンツマーケティングの基本と、具体的なSEO対策について紹介しました。
無駄なページを作らず、効率よくコンテンツマーケティングをするにはそれなりの労力と人材育成の負担がかかります。
WEB集客、コンテンツ作成のプロに任せてみるのも良いのではないでしょうか。