WEB集客をお考えなら、コンテンツを制作したことがある人も多いと思います。
その際、他の記事を参考にすることも多いでしょう。
ここで注意すべきことはコピーコンテンツになっていないかということです。
なぜなら、放っておくとSEO対策に悪影響を与えてしまうからです。
今回はコピーコンテンツについてご説明します。
コピーコンテンツとは
コピーコンテンツとは、他のサイトと同じ、あるいは似たコンテンツを指します。
インターネットには膨大な情報が溢れているため、意図せず他のサイトと似ることもあるでしょう。
そのため、全てがNGになるわけではありません。
Googleが許容しているものと、NGになるものに分けられます。
まず、Googleが認めている例をご紹介します。
他のサイトの一部を抜き出し、「参考サイト」としてURLを載せているもの、同じ情報ではあるが、構成や言い回しが違うもの、他のサイトの情報を修正、補足しているものです。
これらのコンテンツはGoogleが認めているため、問題ありません。
次に、許容範囲外の例をご紹介します。
例えば、他のサイトをコピペし、参照先を載せていないもの、文章の語尾だけを変えたもの、コピーコンテンツで制作されたものなどが挙げられます。
このように、意図的であったり、他サイトとあまりにも似すぎていたりするとSEO対策に問題が生じるでしょう。
最悪の場合、Googleのペナルティを受けるかもしれません。
コピーコンテンツが一概に悪いというわけではなく、許容されるものとそうでないものがあるということを知っておきましょう。
コピーコンテンツによって生じる問題点とは
コピーコンテンツの存在は、SEO対策に悪影響を与えます。
そこで、生じる問題点を4つご紹介します。
まず、検索結果に表示されないことでしょう。
実はGoogleでは、似たサイトを2つ以上表示しないようにしています。
これは、できるだけ多くの情報を利用者に提供するためです。
特に、既に情報量の多いキーワードで対策しているのであれば、オリジナリティがないと判断され、検索結果に表示されないことも多いです。
検索結果に表示させるためには、他のサイトよりも価値のある情報を提供したり、差別化したりする必要があるでしょう。
次に、検索順位が下がることでしょう。
Googleからの評価が下がると、検索順位も下がります。
上記で述べたように、Googleは似たコンテンツが2つ以上存在する場合、より価値があると判断したサイトを表示させます。
独自性に欠け、他のサイトと差別化できていなければ、検索順位が下がってしまう可能性があります。
次に、参考にしたサイトの制作者に指摘されることもあるでしょう。
全く同じ内容でなければ認められる場合もありますが、内容が似すぎているものや、コピペしているものは、削除依頼を受けるかもしれません。
相手の立場になって考えると、自分のものをそっくりそのまま使われていることに不快感を覚えるのも理解できますよね。
他のサイトから指摘されないように気をつけることはもちろん、削除依頼を受けた場合はすぐに消し、誠実な対応を心がけましょう。
最後に、サイトの評価が下がってしまうことでしょう。
Googleが実施している検索結果の品質を高めるための対策は、継続的にアップデートされています。
検知の精度が上がっており、似たコンテンツを表示しても利便性がないとみなされる可能性が高いです。
また、同じサイト内でコピーコンテンツがある場合、複数のURLが存在します。
すると、本来貰えるはずの評価が複数のサイトに分散され、サイトの評価が下がってしまうという可能性も考えられるでしょう。
コピーコンテンツか否かを確認する方法とは
自社のサイトであれば、他のものをコピぺをしていることは少ないでしょう。
気をつけるべき点は、意図せずコピーコンテンツになった場合です。
インターネットには莫大な情報量があるため、偶然被ってしまうことも多いでしょう。
そこで、重複しているサイトの有無を確認する方法をご紹介します。
まずは、タイトルを確認することでしょう。
ご存知の通り、タイトルとは検索結果に表示される一番大きな部分のことです。
Googleは、同一のタイトルのサイトを作らないようにと注意を促しています。
もし同じタイトルのサイトが複数あると、利用者が混同してしまう恐れがありますよね。
利用者の混乱を防ぐために、上記の方針を定めています。
まずは、自社のサイトのタイトルが他のサイトのものと被っていないことを確認しましょう。
次に、Google Search Consoleのカバレッジを確認することです。
Google Search Consoleとは、Google検索結果での自社サイトのパフォーマンスを管理できるツールです。
コピーコンテンツを簡単に見つけられるので、WEB集客をお考えの方はぜひ利用してみましょう。
重複しているサイトがあると、カバレッジで「除外」に表示されます。
「除外」の部分をクリックすると、重複しているページの数を確認できます。
さらに「重複しています。」というメッセージをクリックすると、該当ページが表示されるようになるため、すぐに重複しているサイトを見つけられるでしょう。
最後に、「site:検索」をしてみることです。
「site:検索」とは、site:の後にURLを入力し、キーワードを検索することです。
この方法により、特定のURLのWebサイトを検索できます。
自社サイトのURLをsite:検索することで、検索キーワードが含まれるページの一覧を見られるでしょう。
検索結果を細かく見ていくと、自社のサイト内でタイトルや内容が被っているサイトが見つかることがあるかもしれません。
以上の3つの方法で、コピーコンテンツであるかどうかを確認することが可能です。
Googleのペナルティ対象になることは少ないですが、もし見つかった場合はすぐに対応できるようにしておくことをおすすめします。
コピーコンテンツの対策法とは
では、どのように対策すれば良いのでしょうか。
主な対策法を3つご紹介します。
1つ目は、URLを正規化することです。
同じサイトに複数のURLが存在している場合、URLを統一することをURLの正規化と言います。
URLの正規化の手法には2つあります。
まず、301リダイレクトが挙げられるでしょう。
これは、検索エンジンに対して、URLが移動したことを認識させる方法です。
新しいページを公開するのではなく、既存のページを移転して引き継ぐことが目的なので、前のサイトの評価も受け継げます。
そのため、SEO対策の面でも安心でしょう。
次に、canonicalタグによる正規化です。
301リダイレクトができない場合は、この方法で正規化をします。
統一するURLを決めたら、それ以外のコンテンツのlinkタグ内のrelにcanonicalを記述することで、正規化が行えるでしょう。
2つ目は、アノテーションを行うことです。
アノテーションとは、PCやスマホなどの各デバイスに対して作られた別のURLが存在するということを検索エンジンに伝える方法です。
PC用のページにはrelにalternateを記載し、スマホ用のページがあることを伝える、また、スマホ用のページにはcanonicalを記載し、PC用のページが正規のURLであることを伝える、という形になります。
3つ目は、コンテンツを削除することで、最も手っ取り早く有効な対策法と言えるでしょう。
ページを削除することに抵抗がある場合は、metaタグのcontentにnoindexと書くと、検索結果に表示されないようになります。
まとめ
コピーコンテンツについて理解していただけましたか。
理解しておかないと、SEO対策をする上で、様々な問題を引き起こしてしまいます。
当社は自社ライターを活用しており、コピーコンテンツ対策も万全ですので、少しでもお悩みやご相談ごとがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。