「顧客を増やすために自社でウェブサイトを開設し、ブログを始めたが、PVが伸びなくて成果を出せていない」
このようなお悩みをお持ちの方はいませんか?
ウェブサイトは作っただけでは、成果を出せないことが多いです。
そこで重要となるのが、SEO対策です。
今回はそんなSEO対策とブログの文字数の関係についてお話します。
なぜSEO対策が重要なのか?
SEO とは、Search Engine Optimizationの略で、グーグルやヤフーといった検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、ウェブサイトの成果を向上させることです。
SEOへの対策をすることで、自社サイトに対するグーグルからの評価を上げ、検索結果のページにおいて、自社サイトが表示される順位を上げられます。
では、どうして自社サイトの検索順位を上げる必要があるのでしょうか。
それは、何か知りたい情報を求めて検索エンジンを使う人は、検索結果1ページ目の上の方に現れたウェブサイトから見ていくた
めです。
わざわざ検索結果の5ページ目の下の方にあるウェブサイトから見ていく人は少ないです。
これは、みなさんにも当てはまる行動ですよね。
したがって、自社サイトをより多くの人に見てもらうためには、検索結果において前の方のページでかつ上の方に表示される必要があるのです。
そのために、SEOへの対策をするわけですね。
そんなSEO対策にはさまざまな方法がありますが、まず前提として大切なのは、情報を求めてサイトにやってきた人に対して、必要な情報を提供し、満足感を与えられるように質の高いページを作ることです。
加えて、ページの質を上げることは、SEO対策のためだけではありません。
たとえ自社サイトを訪れる人数が少なかったとしても、見に来た人の知りたい情報がすべて詰まっていて、見やすくて理解しやすいなど非常に満足度の高いウェブサイトであれば、見に来た人が自社の顧客となってくれる確率も高くなりますよね。
そういった観点からも、初めにやるべきことはページの質を上げることです。
文字数はSEO対策に重要?
SEO対策として考えられる要素の1つに、サイト内の文字数が挙げられます。
ところが、文字数は検索結果に直接的な影響を与えることはないとされています。
文字数の多さだけで検索順位が上下することはありません。
しかし、文字数の多いサイトが上位表示されやすいという傾向があることは事実でしょう。
なぜかというと、文字数の多いサイトはそれだけ情報量も多く、網羅性の高いサイトであるため、情報を求めてやってきた人の満足度が高い傾向にあるためです。
すなわち、文字数が多いから検索順位が上がるのではなく、情報量が豊富で質の高いサイトであるということによって検索順位が上がるということですね。
では、情報量が豊富で、質の高いサイトにするためにはどうすれば良いのでしょうか。
まず重要なことの1つが、訪問者の意図を考えるということです。
グーグルやヤフーの検索バーにキーワードを入力して、出てきた検索結果からサイトにやってくる人は、何を求めているのでしょうか。
そこを見誤っては、意味がないですよね。
情報量の多いサイトを作ったつもりでも、訪問者にとって必要のない情報ばかりでは、本当の意味で情報量が多いとは言えません。
大切なのは、ユーザーの求めている情報に関して、網羅性が高いかどうかです。
ユーザー目線に立ち、どんな情報があったら嬉しいか、そういったことを考えながらサイト作りをしていきましょう。
文字数の多いサイトはなぜアクセスを集めやすいのか
先述したように、サイトの検索順位を向上させるには、質の高いサイトにすることが必要です。
ユーザーと、グーグルやヤフーといった検索エンジンの両者のニーズを考えてみましょう。
ユーザーは、知りたい情報が書かれてあるサイトを、キーワード検索をすることによって確実に探し出したいと思っています。
一方で検索エンジンは、ユーザーの要求を満たせるような、適切なウェブサイトを紹介することで、今後も利用し続けてもらい
たいと考えます。
そのため、ウェブサイトを作る側は、この両者のニーズを満たすために、質の高いサイトにする必要があるのです。
*質が高いと判断されるためには
ウェブサイトの調査や情報収集を行うグーグルのプログラムを、クローラーといいます。
クローラーは、サイト内の文章から、コンテンツの質を判断しています。
つまり、サイト内の写真や動画、レイアウトといった要素からは、コンテンツの質を判断できないということです。
それゆえ、コンテンツの質を証明するためには、文章の質を上げる必要があるでしょう。
では、文章の質を上げるために必要なポイントは何なのでしょうか。
例えば、スペルミスや誤字脱字、不自然な言い回しをなくすことは必須でしょう。
同じジャンルの他の記事よりも詳しい情報や役立つ情報、違った視点からの情報を提示することも大切です。
引用、リンク、レビューなどを通じて、サイトの信頼性を高める、著者のプロフィールや実績を示すといったことも有効でしょう。
他にも、事実に反する情報を掲載しない、ユーザーが不快に思うような表現をしないといったことも重要と言えます。
また、共起語が含まれていることも大きく影響します。
共起語とは、検索キーワードへの関連度が高いキーワードのことです。
例えば、「犬」「トイプードル」「トリミング」「頻度」「費用」「動物病院」といった、関連キーワードが共起語と言えるでしょう。
では、どうして共起語が含まれていると良いのでしょうか。
それは、共起語が多く含まれているページは検索結果に表示されやすくなるからです。
あなたが犬のトリミングをしてくれる動物病院を探しているとします。
そう言った場合、「犬」「トリミング」の2つのキーワードしか含んでいないページよりも、先程の例に挙げたように多くのキーワードを含んでいるページの方がヒットしやすくなりますよね。
加えて、そういった複合キーワードで検索する人は、1語のキーワードで検索をする人に比べて、具体的なニーズを持っている場合が多いです。
そのため、サイトからの購入やお問い合わせなどのアクションにつながる確率が高くなります。
情報量の多い記事を書いていくと、自然と共起語が多く含まれたページに仕上がりますが、共起語を意識的に文章に盛り込むことで、より検索結果に表示されやすいページにできるでしょう。
また、共起語でなくても、ページ内の文字数が多ければ、それだけキーワードの数も多くなるので、思いもよらないキーワード
の組み合わせで、サイトへの訪問が発生する場合もあります。
文字数における注意点
ここまで、文字数が多いことの利点をご紹介してきました。
しかし一方で、ただ闇雲に文字数を増やすことは推奨しません。
その理由の1つとして、ユーザーの求める情報量はキーワードに応じて異なるからです。
例えば、「東京」「天気」のキーワードを入力して検索したとしましょう。
知りたい情報は、向こう1週間の東京の天気なのに、全国各地の1時間ごとの天気が詳細に記載されているページや、東京の気象について書かれた学術論文が検索結果に表示されても、そのページを開こうとは思いませんよね。
そして実際に、そのようなサイトが検索結果に出てくることはありません。
そのことが、単に文字数が多ければ検索順位が上がるわけではないということの何よりの証拠となっています。
また、文字数を稼ぐために中身のない文章を長々と書くことも無意味です。
文字数が多くても情報量が少なければ、検索エンジンに見抜かれます。
それゆえ、そのような文章で上位表示を狙うのは難しいでしょう。
たとえ上位を獲得できたとしても、ユーザーのニーズを満たさない文章では、利益につながりません。
他にも、コピーコンテンツで文字数を稼ぐことも逆効果です。
他サイトの文章をコピー&ペーストして自社サイトに掲載することは、検索エンジンからの評価を下げるだけでなく、著作権侵害になってしまいます。
そのため、他のページから引用する場合は出典を明記しましょう。
まとめ
WEB集客において、重要なのは文字数の多さ自体ではなく、質の高い文章を書くことで自然と文字数が多くなることでした。
ブログ運営の際には、参考にしていただけると幸いです。