自社サイトで記事コンテンツをはじめとするコンテンツマーケティングに取り組む際、必要不可欠な施策としてSEOライティングがあります。
SEOライティングは、検索エンジンに評価されることが大切ですが、なかなか上位表示されず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
特に、初心者の方にとってはさらに難しく感じるでしょう。
しかし、いくつかのポイントを押さえることで、SEOに特化した記事を書くことが可能です。
そこで、今回はSEOライティングについて意識するべきことやコツについて紹介します。
Contents
□SEOライティングって?
SEOライティングとは、SEO(検索エンジン最適化)を意識した記事の書き方のことをいいます。
キーワード検索ツールで抽出したSEOキーワードをもとに、検索意図やニーズを把握し、記事を書きます。
ただ書きたい内容を書くのではなく、検索意図を汲み取った上で検索ユーザーに役立つ情報を執筆します。
そのため、データ抽出から編集までの技術が必要です。
SEOライティングを行う際、需要のあるキーワードを選ぶ必要があります。
その指標になるのが、検索ボリュームや検索クエリ(ユーザーが検索する言葉)の種類です。
検索ボリュームについては、検索数が多いほど流入数も増えますが、検索されていないキーワードを選ぶと流入を見込めません。
検索クエリについては、クエリで対策した記事が目的を達成できるかどうかです。
記事を読んだユーザーが興味を持ってくれるか、購入や登録に繋がるか、さらに他のページ情報を補完する役割を担っているかなど、SEOライティングを行う必要があるのかを考えることも大切です。
以上を踏まえることで、読み物としてユーザーに利益のある情報を共有できると、検索エンジンからもユーザーからも高い評価を得られ、SEOライティングとして意味のあるものが作成できます。
□SEOライティングに取り組む前に知っておくべきこと
SEOライティングをする前に意識するべきことがあります。
1.ユーザーに向き合う
検索結果で上位表示させることがSEOライティングの目的です。
そのため、ユーザーではなく、検索エンジンを重視して考えてしまう方が多いです。
かつては常識と認識されていたSEOライティングのセオリーがあります。
それが、以下の通りです。
・記事の文字数が多い方が良い
・キーワードを記事内に含めれば含めるほど良い
・検索上位の記事要素を網羅するだけで良い
これらは、検索エンジンを意識した考えであり、文字数が多いほど良いのではなく、テーマを説明する上で、適切な文字数になっているかが重要です。
また、対策キーワードを詰め込みすぎたあまり、ユーザーが読みにくい文章になっては意味がありません。
しっかりユーザーに向き合い、本当にユーザーが求めている情報が含まれているかを確認しましょう。
2.オリジナル要素を入れる
SEOライティングはどうしても同じような内容になる傾向があります。
そこで重要なのが、オリジナル要素を入れることです。
オリジナル要素を入れる方法としては、「インタビューをして書く」「体験したことを書く」これら2つの方法があります。
記事の内容に深みが出て、オリジナリティ溢れるものになるでしょう。
3.目的を把握する
どのようなサイトに掲載されるのか、ターゲットは誰か、読んだ後にどうしてほしいかなど、目的を把握した上で執筆に取り掛かりましょう。
上位表示を狙うべき対策キーワードは、記事の目的やターゲットの属性などを考慮して選ばれています。
この前提をきちんと理解できていなければ、SEOライティングで目的を達成することは困難です。
□SEOライティングのコツ
ユーザーを満足させるための記事を書くためにいくつかのコツがあります。
1.検索意図に応える
SEOライティングで最も重要なのが、「検索意図」です。
検索意図とは、検索キーワードから読み取れるユーザーの悩みや願望です。
例えば、「英会話 独学」がキーワードの場合、「独学で英会話を上達させる方法を知りたい」そんな意図が込められています。
このような意図を読み取り、ユーザーが求めていることを提供するのがSEOライティングでの重要な要素です。
2.リード文でユーザーのモチベーションを高める
記事の冒頭の文章をリード文といいます。
リード文は、ユーザーが記事を読み続けるかを判断する重要な部分です。
リード文に魅力がなければ、どんなに内容が良くても本文に入る前で離脱されてしまう可能性が高くなります。
逆に、リード文を上手く書ければ、最後まで読んでもらいやすくなるでしょう。
3.PREP法を意識する
SEOライティングでよく使用される型の1つとして、「PREP法」があります。
PREP法は、「結論・主張」「理由」「具体例・事実」「結論・主張」の順で書く方法です。
この方法で書くメリットは、結論ファーストであることや論理を作るために必要な「主張」「理由」「事実」の3つの要素が含まれていることが挙げられます。
読み手にとっても、内容が頭に入ってきやすい文章になるので、ぜひPREP法を意識して執筆してみましょう。
□SEOライティング完了後に確認するべきこと
執筆後にも、確認するべきポイントがあります。
1.著作権に接触していないか
日本には、著作権法があり、書籍はもちろんネットの文章は画像でも「財産」として扱われます。
他の人の文章や画像を引用することは可能ですが、正しい方法で引用しなければ「著作権侵害」の犯罪になってしまいます。
そのため、他人の著作物を自分の著作物に取り入れる場合は、適切な方法で引用するようにしましょう。
2.コピー文章になっていないか
他のサイトや書籍などをコピーした文章は、検索エンジンに質の低いものだと判断されます。
さらに、著作権に接触する可能性があるので必ず避けましょう。
コピーしているつもりではなくても、参考にした記事や自分が過去に執筆した記事と同様の文章になると、コピぺ判定されます。
記事にオリジナリティを加え、インターネット上にアップロードする前にコピペチェックツールを活用して確認しましょう。
□SEOライティングを勉強できる本や書籍
さらにSEOライティングについて勉強したい方向けに、SEOライティングを勉強するのにおすすめの本を紹介します。
*「沈黙のWebライティング:Webマーケッターボーンの激闘」
タイトルが非常にユニークですが、その通り、内容も面白いです。
ストーリーに沿って進められるので、マンガを読んでいる感覚でSEOライティングを学べます。
マンガで解説するシリーズが好きな方におすすめです。
*「最新のGoogle対策!これからのSEO Webライティング本格講座」
タイトルに「これからの」とあるように、今までいわれてきたSEOライティングを否定することから始まります。
そして、これから求められるSEOライティングの技術を、Googleの技術的な面から解説が進められていきます。
前半では、Googleのコンテンツ評価方法がまとめられており、後半ではキーワードの使い方やタイトルの付け方などのテクニックがまとめられています。
この1冊で体系化されたSEOライティングの知識を身に付けられます。
□まとめ
SEOライティングをする際は、検索エンジンだけを意識するのではなく、ユーザー視点に立つことがポイントです。
ユーザーがどのような思いで検索をしているのかを汲み取った上で、どのようなコンテンツにするかを考えることが重要です。
さらに、執筆した後は、著作権に引っかかっていないか、コピー文章になっていないかを確認した上でアップロードしましょう。
また、SEOライティングを勉強する上で役立つ本も紹介しましたので、最近SEOライティングを始めた方も、これから始める方もぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。