SEOでは、検索意図が大切と言われることが多いですが、その重要性をきちんと理解できていない方は多いのではないでしょうか。
また、なかなか上位表示されず、心が折れそうになっている方もいらっしゃるでしょう。
それをきちんと理解することで、よりユーザーが求めているものを提供しやすくなります。
検索上位を狙いたいという方は、検索意図についてしっかり把握しておきましょう。
今回は、検索意図の重要性だけでなく、どのように検索意図を掴むのかということに関しても紹介します。
Contents
□SEOにおける検索意図と意味の重要性について
まずは、「検索意図」とはどういうことなのかについて、その重要性も含めてみていきましょう。
*検索意図って?
検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索したときに、どういう情報を知りたいのかということを指します。
ユーザーがGoogleをはじめとする検索エンジンを利用して何かを調べる際、必ず何かしらの意図が存在します。
当然、同じキーワードですべてのユーザーが全く同じ検索意図を持っているわけではありません。
異なる意図を持って検索していることもあります。
ただ、「多くのユーザーの検索意図は、類似している」という意味で、検索意図を意識してコンテンツ作りをすることが重要です。
*SEOにおける検索意図の重要性
SEOにおいて、検索意図を意識するのは必要不可欠です。
検索結果で、上位表示させるためにも、ユーザーの検索意図に合ったコンテンツを作ることが求められます。
検索意図を把握できれば、効率的に検索上位を狙えます。
結果的に、サイトのアクセス数が伸び、集客率や収益が上がるというメリットに繋がります。
□検索意図の分類とクエリ
検索意図について解説しましたが、検索意図には3つの分類が存在しています。
1.取引型
何かをしたい、何かに対してアクションを起こしたいという意図があります。
例えば、ユーザーは以下のようなワードで検索します。
・「iPhone5 ケース 通販」「Google Chrome ダウンロード」「リフォーム 資料請求」
2.案内型
「このサイトやページにアクセスしたい」という明確な意図がユーザーにあるものです。
「Wikipedia」「楽天市場」などのワードで検索されます。
3.情報収集型
何かを知りたいというような疑問や悩みを解決するための情報を知りたいという意図が含まれています。
「ネクタイ 結び方」や「ふくらはぎ むくみ解消」などで検索されます。
そして、最近ではこの3つの分類ではなく、4つのクエリもあります。
・Doクエリ
何かをしたいという意図があり、それがアクションにつながるクエリ
・Knowクエリ
情報を知りたい、課題を解決したいという意図のあるクエリ
・Goクエリ
特定のサイトで調べたいという意図のクエリ
・Buyクエリ
Doクエリの中に含まれ、「買いたい」という意図があるクエリ
3つの分類も4つのクエリも内容は似ていますが、このような表現があることを知っておくと良いでしょう。
□検索意図には「顕在意図」と「潜在意図」も存在する
検索意図の分類についてお伝えしましたが、「顕在意図」と「潜在意図」もあります。
*顕在意図
顕在意図は、検索されたものから直接想像できるユーザーのニーズです。
例えば、「SEO施策」というキーワードであれば、「どのような対策をすればいいのか」が意図としてあることが分かります。
また、「ダイエット 簡単」であれば「簡単に痩せる方法が知りたい」ということがイメージできますよね。
以上のように、検索したものから明確に言葉にしやすく、誰もがイメージできるものであるので、よりユーザー目線に立ったコンテンツを作れます。
一般の人が思いつかないことを考えるのではなく、どのようなことを考えて検索しているのかをイメージする顕在意図は、共感もされやすくなります。
ありきたりな表現にならないように注意する必要はありますが、簡単に想像できる範囲のものは網羅しておきましょう。
*潜在意図
潜在意図は、検索したことだけでは不明な、ユーザーが心の奥に抱えているニーズのことです。
例えば、「SEO 施策」と検索すると、SEO施策そのものがどういう意味なのか、「ダイエット 簡単」では費用をかけずに痩せたいなどユーザーの本質的なニーズを深堀します。
顕在意図だけでは、どの会社も似たような内容になりますが、ユーザーの心の奥にあるニーズを掴み、それにマッチした情報を与えることができれば、信用度も高くなります。
自社製品だからこその強みを活かして、ユーザーが持っている悩みを解消できるとアピールできれば、利益も上げられるでしょう。
□検索意図を調査する方法
少しでもユーザーに寄り添ったコンテンツを作成するために、検索意図を調査する方法を知っておきましょう。
*検索結果を参考にする
対策キーワードですでに上位表示しているサイトを閲覧し、どのようなコンテンツが評価されているのかを探ります。
特に、Knowクエリは知恵袋が検索結果として表示されることが多いので、質問内容を確認し、コンテンツに活かすと良いでしょう。
そうすることで、さらに深読みすることができ、ユーザーのインサイトを捉えたコンテンツが完成します。
競合のサイトがどのような見出しを設けているかを詳細に確認し、内容に漏れがないようにしましょう。
しかし、検索結果の2~3ページを各位にすると検索意図とは異なる内容になっている場合もあるので注意が必要です。
*サジェストキーワードをチェックする
検索結果で上位表示されている記事を見ても、検索意図が分からない場合は、サジェストキーワードを確認します。
検索エンジンの検索窓にキーワードを入力し、表示される候補のことをインターネット業界では、「サジェストキーワード」と言います。
検索されている回数が多いキーワードが候補として表示されるので、ユーザーの検索意図を読み取りやすくなります。
□検索意図を満たすコンテンツを作るポイント
検索意図が分かっても、それを満たすコンテンツを作れなければ意味がありません。
そこで、最後に検索意図を満たすコンテンツを作成するポイントを紹介します。
1.明確なペルソナを設定する
コンテンツを作る前には、必ずペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは、商品やサービスを利用する架空のユーザー像のことを言います。
簡単に言うと、サイトを訪問してコンテンツを見てくれるであろう人物のことです。
ペルソナは、検索キーワードや上位サイトでターゲットになっている層などから予想することができます。
ペルソナを決める際は、年齢や性別、職業、家族構成などの項目を設定しましょう。
2.網羅性と独自性を意識
ユーザーの検索意図を満たすために、網羅性と独自性を意識することも大切です。
しかし、網羅性とはいえ、不必要な情報も盛り込むとユーザーの離脱に繋がります。
そのため、想定するユーザーが必要としている情報に絞り、それに関連する情報を盛り込むような感覚で行いましょう。
独自性については、事例を盛り込んだり、画像やグラフを用いて独自の方法でまとめたりすることがポイントです。
また、他のサイトには書かれていない情報をまとめるのも効果的です。
□まとめ
検索意図とは、ユーザーがどういった情報を求めて検索しているのかということです。
検索意図を満たすことは、ユーザーの満足度を上げるのはもちろん、SEOで上位を狙うためにも重要です。
検索意図にはさまざまな分類があることも紹介しましたので、それらを意識したコンテンツ内容にできると、さらに上位表示が狙えるものになるでしょう。
今回紹介したことを参考に、よりユーザー目線に立ったコンテンツ作りができるように、検索意図を意識したコンテンツを作成してみましょう。