SEO対策を担当している方にとって、検索順位が上がらないのはとても悩ましい問題です。
もちろん検索順位の向上にはコンテンツ作成からある程度の時間が必要ですが、誤った対策をしていると検索順位の向上はどれだけ経っても見込めません。
では、どのような対策をすれば検索順位の向上につながるのでしょうか。
今回の記事では検索順位が上がらない理由とその対策、またNG行為などを紹介していきます。
検索順位が上がらなくて困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
□検索順位が上がらない代表的な理由と対策
1.キーワード選定で間違っている
SEOで行うキーワード選定ですが、ここでキーワードがユーザー視点かどうかについて考える必要があります。
キーワードの時点で方向性を誤ってしまうと、コンテンツ自体が的外れなものになってしまいます。
たとえば、あなたが自宅で作れるインドカレー用のスパイスを販売するサイトのオウンドメディア担当になったとします。
ここで自社のEC売り上げ拡大を目指し、「インドカレー」というキーワードの検索順位を上げるために施策を練ったとします。
しかし、「インドカレー」というキーワードを設定するのはどのような人でしょうか。
カレーを買いたい人もいるでしょうが、ほとんどの人はインドカレーを食べられる店を探すために検索していると予想できます。
このようにインドカレーというキーワードには様々な検索意図があったのです。
ではなにが悪かったかと言うと、キーワードが「広すぎたこと」です。
もう少し踏み込んだキーワードにする必要があります。
たとえば「家 インドカレー」や「インドカレー スパイス」というキーワードにすれば、検索したユーザーとのマッチングはより良いでしょう。
2.内部リンクを見直す
クローラーの評価するポイントの一つに、内部リングの妥当性があります。
ユーザーにとって適切な情報動線が設計されているサイトは、評価が高くなるとされているのです。
あなたのオウンドメディア内の記事同士の内部リンクは妥当でしょうか。
内部リンクはある方が望ましいですが、やみくもに増やせばよいという訳ではないのです。
ユーザーの目線に立って、最適な情報動線について考えてみましょう。
3.外部リンクを見直す
外部リンクとは、自社サイトが他社のサイトに記載されることです。
参照されるようなサイトは、高品質であると考えられます。
外部リンクを通した検索以外の流入の増加も狙いたいところです。
ただし、悪質なサイトや質の低いサイトからの外部リンクは逆効果です。
定期的に流入元のページを確認し、そのようなサイトからのリンクを受けていないかについて必ずチェックしてください。
4.コンテンツを充実させる
記事は一度公開したら終わりではありません。
ユーザーの需要やトレンドに応じて、アップデートをしていく必要があります。
記事の内容によっては、季節によってアップデートする必要があるかもしれません。
特に競合サイトが優れている場合は要注意です。
あなたのサイトのコンテンツを充実させることが大切です。
定期的にキーワードに関して検索し、上位10社のコンテンツの内容を確認してみてください。
5.ページのタイトルとディスクリプションを見直す
ページのタイトルは、SEOの施策に影響します。
ユーザーの視点に立ったとき、タイトルにキーワードが含まれているものの方が選びやすいですよね。
意外と見落としがちなポイントなので、ページのタイトルは必ず確認してください。
6.サイトの速度を確認する
サイトの品質を評価する指標の一つに、ユーザビリティがあります。
そしてユーザビリティの中でも代表的なものが、サイトの表示速度です。
せっかく作り込んだページも、読み込む速度が遅いとユーザーに離脱されてしまいます。
画像を軽くしたり動画を載せなかったりといったすぐできる対策もあるので、ページの速度が遅い場合は対応しましょう。
□検索順位を上げるためのコツ
1.ユーザーのニーズを洗い出す
キーワードの重要性を解説しましたが、的確なキーワードを設定するためにはあらかじめニーズを洗い出しておく必要があります。
まずは想定されるニーズを考えて、コンテンツに活かしていきましょう。
このときおすすめなのが、ペルソナまで明確化することです。
よりユーザーに寄り添ったコンテンツを作成できます。
2.SEOを行う
検索エンジンに評価されるために重要なのがSEOです。
そして完璧なSEOというものはなく、常に変化し続けています。
そのため常に情報にアンテナを張り、自分のできる最適なSEOをしていくことが大切です。
3.検索順位を計測する
検索順位を検索することで、ユーザーニーズの洗い出しやコンテンツ作りのヒントになります。
代表的なツールは以下の3つです。
・SEOチェキ
・GRC
・BULL
□SEO対策でのNG
反対に、検索順位が上がらないときにしてはいけないNG事項としてはどのようなものがあるでしょうか。
1.低品質のコンテンツを量産しない
サイトのコンテンツ数を増やすことばかりに集中して、一つ一つのコンテンツが質の低いものになってしまってはいけません。
価値のないページはむしろマイナス評価になる可能性さえあります。
低品質なコンテンツの量産は控えましょう。
2.自作自演の被リンク獲得はしない
被リンクはSEO効果が高いという事実だけを見て、自作自演で被リンク獲得をしようという方もいらっしゃいます。
しかし、急ごしらえで作った価値のないサイトからの被リンクの効果は小さく、むしろマイナス評価になってしまうこともあります。
情報の充実している、運用もしっかりされたサイトからの被リンクを目指しましょう。
3.コピーコンテンツを作らない
コピーコンテンツとは、他のサイトからコピペして作られたコンテンツです。
これは検索エンジンからマイナス評価を受けますし、そもそも著作権違反です。
ペナルティを受ける可能性もあるのです。
「サイトのコンテンツが少ない」
「すぐに検索エンジンから評価されたい」
これらの考え自体は良いのですが、コピーコンテンツに手を出すのはご法度です。
競合と方向性は被っていても大丈夫なので、より質の高いコンテンツの作成を狙いましょう。
□最も気をつけるべきこと
今回は意識すべきポイントを複数紹介してきましたが、最も大切なのは「サイト全体の品質を高めること」です。
検索エンジンがサイトを評価する指標にはさまざまなものがありますが、見られているのは「サイト全体の品質」なのです。
あなたのサイトのコンテンツの質に自信がない場合は、プロに依頼するのも一つの手です。
当社ではブログ記事作成の代行サービスを行っています。
実績もあり、初めての方でも安心してお使いいただけます。
コンテンツを充実させて適切なSEOを行いたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
□まとめ
今回の記事では、記事の検索順位が上がらない理由や対策について紹介しました。
検索順位を上げる対策については、以下の通りです。
・キーワードを適切なものにする
・内部リンクを見直す
・外部リンクを見直す
・コンテンツを充実させる
・ページのタイトルとディスクリプションを見直す
・サイトの速度を見直す
また、NGとなるのは以下の通りです。
・低品位角コンテンツの量産
・自作自演の被リンク獲得
・コピーコンテンツの作成
これら施策はすべて、サイトの品質を向上させるためのものです。
サイトの品質を向上させるために頑張りましょう。