現代では、企業のほとんどがサイトを持っています。
検索サイトのユーザーに気軽に自社のことを知ってもらえますし、そこから顧客を獲得できる可能性もあるなど、そのメリットは非常に多岐に渡ります。
一方、そんな便利なサイトを放置している企業が多いのも事実。
継続的な運用は結構大変ですよね。
しかし、放置してしまうと、本当は得られるはずだった恩恵を受けられなくなってしまうこともあります。
今回の記事では、ホームページを放置するデメリットや放置してしまったサイトを復活させる方法を紹介します。
Contents
□ホームページを放置するデメリット
1.検索順位が下がる
ホームページを更新せずに放置してしまうと、検索順位は低下していきます。
これはGoogleやYahoo!のメカニズムです。
このようなメカニズムになっている理由は、検索エンジンの意味を考えると分かりやすいと思います。
検索エンジンは、何か調べ物をするときに使われることが多いです。
法律について調べたときに、2010年のときに書かれたホームページを見てしまうと、少し不安になりますよね。
この事例から分かるように、人間は情報に「新鮮さ」を求めます。
新しく正確な情報を欲するのです。
そのために使用される検索エンジンが、新しい情報を上位にするようなメカニズムを搭載しているのは当然とも言えます。
逆に検索順位を上げるためにはホームページを放置しないことが求められます。
2.顧客もホームページの新しい会社を選ぶ
ホームページを訪れる人は、あまり更新されていないホームページを敬遠する傾向にあります。
理由としては、以下が挙げられます。
・仕事が忙しそうに見えない
・ネット時代なのにそれをおろそかにして会社として遅れているように見える
・古いままで良いと考えてそう
厳しいですが、これが顧客の本音です。
ただあなたが顧客の立場になったとき、ホームページが更新されている会社とそうでない会社、どちらを選ぶでしょうか。
ホームページはインターネット上における会社の顔です。
せっかく作ったホームページですから、運用していきましょう。
3.ハッキングされやすくなる
放置していると、不正アクセスやハッキングの対象となり易くなってしまいます。
特にWordPressのようなオープンソース型のホームページは、定期的にアップデートしないと脆弱性を突かれてしまいます。
一度ハッキングされると復旧には相応の費用がかかるので、放置せずに余計な費用がかからないようにしたいところです。
□ホームページを復活させるためには?
ホームページを復活させるための方法を、流れに沿ってご紹介します。
1.更新の目的の明確化
そもそもなぜホームページを復活させたいのか考えます。
ここで目的を明確化することで、モチベーションになること、更新コンテンツに一貫性が生まれることの2つの恩恵を受けられます。
今後の作業を効果的にする重要な工程です。
2.ユーザーの求める情報を考える
1つ目の工程では、こちら側のメリットについて考えました。
この工程では、相手側のメリットについて考えていきます。
あなたのホームページに対し、ユーザーは何を求めるのでしょうか。
なぜあなたのホームページを訪れるのでしょうか。
ユーザーのニーズを考えることで、的外れな情報を載せる可能性が下がります。
3.更新コンテンツを用意する
コンテンツの中には、更新できるものとできないものがあります。
たとえばサービス紹介や料金表は、めったに更新できないコンテンツです。
一方でキャンペーン告知やセール案内、施工事例は更新できるコンテンツです。
あなたのホームページには更新できるコンテンツはありますか。
更新コンテンツを用意しておくことで、検索順位が上がりますし顧客の反応も良くなるでしょう。
4.自分たちで更新できるツールを用意する
更新頻度が下がってしまう理由の一つに、「制作会社に頼まないと更新できない」というものがあります。
更新頻度を維持するためには、ある程度自分たちで更新できる体制を整えておくことが大切です。
とはいえ継続的にコンテンツを更新する作業は大変です。
スタッフや制作会社と相談し、コンテンツの更新を依頼してしまうのも一つの手段です。
□悪いホームページ・見にくいサイトの例
せっかく作ったリニューアルしたサイトが見にくいと、顧客に見てもらえる可能性が下がり、検索サイトからの評価も下がってしまいます。
ここでは悪いホームページや見にくいサイトの例を紹介するので、反面教師にしましょう。
1.表示速度が遅い
「Googleが掲げる10の事実」というページがあります。
ここではGoogleが重視している理念が述べられており、その中に「Fast is better than slow」というものがあります。
サイトの表示速度は速い方が良いということですね。
表示速度の遅いホームページにストレスを感じた経験はあなたにもあるのではないでしょうか。
画像を圧縮したり、動画を埋め込まないようにしたりといったことがすぐにできる対策として考えられます。
2.画像のクオリティが低い
画像のクオリティ、中でも画質は重要です。
画質の荒い画像の載っているサイトは、顧客に古い印象を与えることになってしまいます。
自社で高画質が用意できない方も心配ありません。
現在では膨大なフリー素材があるので、積極的に利用していきましょう。
3.スマホの閲覧に対応していない
現在では、スマホからのアクセスも想定したホームページ作りが必要です。
ホームページはパソコンで作るため盲点かもしれませんが、スマホからでも見られるようなサイトにすべきです。
□継続的な運営のために
ここまでホームページを復活させる方法を紹介してきましたが、復活させたら重要となってくるのが「継続できるか」という点。
最後に継続的な運営を行うためのポイントを解説していきます。
1.社内でのホームページの運用体制を整える
社内でのホームページの運用体制を整えて、安定した運営が可能なようにしましょう。
そのためにはシステム管理やSEO対策といったことに詳しい社員だけを用意するのでは不十分です。
あなたの会社の事業内容を深く理解している社員を選定する必要があります。
自社でシステム管理やSEO対策に詳しい社員を揃えるのが難しい場合、依頼するのも一つの方法ではあります。
この場合でもすべて任せるのではなく、ある程度の内容については理解しておくことが大切です。
2.定期的にホームページをリニューアルする
検索サイトのサイトに対する評価は、日々変化し続けます。
そして最新かつ最適なSEO対策が施されたホームページというのも日々変化し続けるのです。
ホームページをリニューアルせずに2~3年ほど経つと、多くの箇所が変更されているでしょう。
だからこそ定期的にホームページをリニューアルしていくことが求められます。
大切なのはリニューアルが必要と知っておくことです。
□まとめ
ホームページを放置してしまうと、「検索順位の低下」、「ハッキングされるリスクの増加」、「顧客からの信用の低下」といった多くのデメリットに直面することになります。
しかし、リニューアルさせることも可能で、その流れは以下の通りです。
1.更新目的を明確化する
2.ユーザーのニーズの明確化
3.更新コンテンツの用意
4.自分たちで更新できるツールの用意
リニューアルするときは、「表示速度」「画像の質」「スマホでの閲覧」に注意してください。
リニューアル後は運用体制を整えて定期的なリニューアルをこころがけ、継続的な運用が可能になるように心がけましょう。