新しくサイトの開設・運営を始め、日が浅い方であればあるほど、ホームページが検索でヒットしないという悩みを抱えていることは多くあります。
せっかく手間もコストもかけたのに、検索結果に表示されない期間が続くと不安になりますし、悲しいですよね。
実は、検索をしてもサイトが出てこないのは、ホームページの設定やSEO上の問題など、明確な理由と対策があるのです。
そこで今回は、検索してもサイトがヒットしない理由と改善策について、上位表示させる方法と併せて解説します。
Contents
□検索してもヒットしない理由と改善策
1.検索エンジンがページを認識していない
これは、検索エンジンのデータベースにページの情報が記録されていないケースです。
このケースでは、検索エンジンにとってそのホームページは存在しないとみなされています。
主な要因としては、クローラーが訪れていない、ページの内容が適切に読み取られていないという点が挙げられます。
・クローラーが訪れていない
ページが新しく公開されたばかりでクローラーがまだ訪れていない場合、そのページは検索エンジンの索引に登録されていない状態かもしれません。
・ページの内容が正しく読み取られていない
ページのコンテンツがクローラーによって正しく読み取られていない場合もあります。
適切なHTML構造がない、メタデータが不足している、ページがロボットの指示に従ってクローラーからのアクセスを制限している、などの理由が考えられます。
2.順位が低すぎて表示されていないように見える
ページが検索エンジンにインデックスされていても、検索結果の順位が低いために見落とされてしまうケースもあります。
ページの評価が低いことが理由ですので、改善するためには主にSEOを行うことがおすすめです。
まずはHTMLタグを正確に配置することや、モバイルデバイスでも読みやすいページデザインを確保することから始め、ページの読み込み速度やパフォーマンスにも注意を払うなどの内部施策を行うことが重要です。
また、検索エンジンはページの評価において、コンテンツの質は非常に重視されています。
ページがユーザーの求める情報を十分に提供しており、関連情報も網羅されていて、かつ独自性がある場合、評価が高まるため高い検索順位が期待できます。
3.ペナルティによって検索エンジンに表示されていない
検索エンジンから「サイト内に不正がある」と判断されると、ペナルティを受けてインデックスされないというケースもあります。
ペナルティが科される理由はさまざまですが、特に検索エンジンやユーザーを欺く行為、一般的にはブラックハットSEOと呼ばれる手法は、確実にペナルティの対象になります。
また、無断で複製された記事や、フィッシング詐欺やマルウェアの配信を目的としたサイトなど、はっきりとした悪意のあるページもペナルティの対象になることがあるので注意が必要です。
□ホームページが検索結果に表示されるのはいつから?
ホームページが検索結果に表示される期間は、質の高いコンテンツの場合、通常は1週間程度でインデックスされることが多いです。
また、コンテンツが上位表示されるには通常数か月から1年程度の時間を要することがあり、上位表示されるまでの時間はキーワードやコンテンツの内容によって異なるため、具体的な期間を確定することは難しいです。
□できるだけ早く表示させるために
まずは、事前準備としてGoogle Search Consoleに登録しましょう。
Googleが無料で提供しているサービスで、Webサイトの問題把握やパフォーマンス改善に役立つツールです。
方法1.インデックス登録のリクエスト
Google Search Consoleの「URL検査」機能を利用することで、インデックス登録のリクエストを送ることが可能です。
ここで、リクエストを送ったからといって、必ずしもページが即座にインデックスされるわけではないことに気をつけましょう。
方法2.XMLサイトマップを送信する
「XMLサイトマップ」とは、検索エンジンに対してウェブサイト内に存在する各ページのURLをリストアップして提供するファイルのことです。
特に大規模なウェブサイトの場合、XMLサイトマップが存在することで検索エンジンがサイトを効率的にクロールできます。
これにより、ウェブページが迅速に検索エンジンのインデックススピードが向上することがあります。
方法3.既に登録されているページにリンクを貼る
Googleが新しいサイトを見つける経路の一つに既にインデックス登録されているページに貼られたリンクがあるため、他のWebサイトにリンクが貼られていると、Googleに発見されやすくなります。
当該ページ以外にも運営しているサイトや登録できそうなポータルサイトなどがあれば、積極的に利用していきましょう。
□それでも検索に出てこない場合は?
さまざまなアクションを起こしても、検索に表示されないことも。
そんなときは、Webサイトが利用者にとって有益ではないと判断されてしまったケースが考えられます。
下記のような条件に当てはまる場合は、検索結果に反映してもらえない可能性があります。
・リンクのテキストと、リンク先の内容が大きく異なっている
・リンク切れが多い
・コンテンツの重複が多い
上記はGoogleのサイトの品質に関するガイドラインとして明記されているため、これらが多いと利用者をだましていると判断されてしまうことも。
サイトを頻繁に更新しコンテンツを充実させていくことが、利用者に有益なサイトであることの証明になります。
□上位表示させるために
検索結果に表示されるようになったら、次は上位表示させることを目指しましょう。
ここからは、上位表示され、ユーザーのニーズを満たす記事を作成するためのステップをご紹介します。
*SEOワードを選定する
自社のウェブサイトを運営する際には、ユーザーがどのキーワードで検索し、自社の商品やサービスを利用する可能性が高いかを把握することが非常に重要です。
そのためには、ユーザーニーズが高いキーワードを推測・選定する必要があります。
この推測の際に役立つのが、キーワードのサジェストです。
サジェストとは、検索エンジンに入力した際にGoogleがそのキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードを自動で提示する予測変換キーワードのことを指します。
*キーワードにどんなニーズがあるかを分析する
SEOキーワードの選定が終わったら、そのキーワードで検索しているどんなニーズがあるのかを分析しましょう。
SEOキーワードで上位表示されているサイトや記事を読み込み、どんな構成や要素があるか分析することが大切でしょう。
例えば、上位10サイトにどんな内容が書かれているか書き出してみると、共通して書かれている内容が見つかることがあり、ユーザーが求めている情報をより把握しやすくなります。
*ユーザーが求めている情報を盛り込んだ記事の作成
ユーザーのニーズを満たす情報が見つかったら、コンテンツの作成を行いましょう。
以下の3つに気をつけて、記事コンテンツを作成してみてくださいね。
・わかりやすさを意識する
・専門用語をなるべく使わない
・読み疲れない工夫をする
ユーザーがパッと目を通しやすく、簡単な言葉で読み疲れない工夫を心がけてみましょう。
この流れに沿うことで、上位表示される記事を作成できますよ。
□まとめ
Webサイトが検索してもヒットしないときには、「検索エンジンがページを認識していない」「順位が低すぎて表示されていないように見える」「ペナルティによって表示されていない」という3つの理由があります。
さまざまな方法を試しても検索に表示されない場合は、以下の3つのポイントを意識してみてください。
・リンクのテキストと、リンク先の内容が大きく異なっている
・リンク切れが多い
・コンテンツの重複が多い
本記事内では、できるだけ早くホームページを表示させる方法や、上位表示させるための方法についても解説しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。