SEO対策を行っているけれどもなかなか成果が出ない、SEOに興味があるけど詳しく知らないといった方は多くいらっしゃるかと思います。
SEOで成果を出すためには、その仕組みや特徴を把握し、継続的に対策を行っていくことが大切です。
今回は、SEO対策に関して、検索順位が安定しない理由やその対策などについて、検索エンジンの仕組みから詳しく解説します。
Contents
□検索順位決定の仕組み
*検索エンジンについて解説
検索エンジンは、ウェブページやファイルなどの情報を収集し、検索するためのプログラムです。
GoogleやYahoo、Bingなどが有名な検索エンジンとして挙げられます。
検索エンジンは、多数のウェブページをインデックス化して、インターネット上の情報を効率的に検索できるようにします。
インデックス化とは、対象のwebサイトを認識し、検索エンジン上に登録する上での流れになっています。
検索エンジンはウェブページを定期的にクロールし、新しい情報を収集してインデックスに追加するため、常に最新の情報を提供できます。
これにより、新たに作成したwebサイトが検索エンジン上に表示され、世界中の誰もがアクセス可能となります。
*ロボット型とディレクトリ型がある
検索エンジンは大きく、ロボット型とディレクトリ型の2種類に分けられます。
ロボット型検索エンジンとディレクトリ型検索エンジンは、検索結果の提供方法において大きく異なります。
ロボット型検索エンジンは、Webサイトを自動的にスキャンしてインデックスを作成しています。
これにより、ユーザーは検索語句を入力するだけで、多数のWebページから適切な情報を瞬時に入手できます。
ロボット型検索エンジンは、高度なアルゴリズムを使用して、Webページの内容を解析し、ランキングを決定しています。
GoogleやYahooをはじめとした、一般的な検索エンジンはこちらに当てはまります。
一方、ディレクトリ型検索エンジンは、Webページを手動で分類しています。
これにより、ユーザーは適切なカテゴリーを選択して、関連するWebページを見つけられます。
ディレクトリ型検索エンジンは、Webページの品質を保証することができますが、手動で分類する必要があるため、ロボット型検索エンジンよりも時間とコストがかかります。
かつてのYahoo!ディレクトリなどが当てはまりますが、現在では主流ではありません。
ロボット型検索エンジンは、インデックスの更新を継続的に行うため、検索結果が常に最新のものであることが保証されます。
一方、ディレクトリ型検索エンジンは、手動で分類されたWebページしか提供できないため、インデックスの更新には時間がかかります。
*検索結果に反映されるまで
インデックスが行われ、検索結果に反映されるまでには非常にばらつきがあります。
一つの傾向として、すでに公開されているサイトで新たにコンテンツを公開した際は、比較的早く検索結果に反映される傾向があります。
反対に、新しく作成したばかりのサイトでコンテンツを公開しても、すぐに検索結果に表示はされにくくなっています。
次章より、検索結果の安定性や変動の要因、安定するまでの期間などについて解説します。
□検索順位が安定しないってどういうこと?
SEO(検索エンジン最適化)において、キーワードに対する検索順位は日々変動し、検索順位が不安定になることがあります。
この原因は、検索エンジンがどのページを表示させるかを迷っている状態でもあると言えます。
検索エンジンは、Webページの信頼性、品質、および関連性を評価するアルゴリズムを使用しています。
これらのアルゴリズムは、検索順位の決定に影響を与えます。
しかし、これらのアルゴリズムは常に変化しており、時には検索エンジンが迷っているという状況が生じることがあります。
SEOの評価が分散しているというのは、検索エンジンがWebページをランキングするために使用する複数のアルゴリズムが異なる結果を出しているということを指します。
これは、Webページが検索結果ページの上位に表示されるために必要な要因が、時期や検索エンジンによって異なることを意味します。
□検索順位が変動する要因
・コアアップデート
Googleは、定期的に検索結果の品質向上を目的としたコアアップデートを行い、アルゴリズムの変更やアップグレードを行います。
これは検索結果の順位に影響を与える可能性があります。
・公開したばかりの記事だから
新しいコンテンツを公開すると、検索エンジンはそれを認識し、そのページをランキングに反映させる可能性があります。
新記事がすぐにランクインすることもあれば、時間がかかることもあります。
・重複したURLがある
同じコンテンツが複数のURLに配置されている場合、検索エンジンはどのURLをランキングに反映させるか混乱する可能性があります。
・他社の記事が公開された
同じ業界に関する多数の新しい記事やコンテンツが検索エンジンのランキングに影響を与える可能性もあります。
競合が激化すると、ランキングが下がる可能性があります。
・サイトに設定ミスがある
サイトの設定に誤りがある場合、ランキングが低下する可能性があります。
例えば、robots.txtファイルの誤り、サーバーの設定の誤りなどが該当します。
・セキュリティに問題がある
セキュリティに問題がある場合、ランキングが低下する可能性があります。
例えば、マルウェアが検出された場合、ランキングが低下する可能性があります。
・ユーザーのニーズが変化した
ユーザーのニーズが変化すると、検索エンジンはそれに合わせてランキングを変更する可能性があります。
・コンテンツの情報が古くなった
検索エンジンは、最新の情報を提供することを目的としているため、古い情報が含まれたコンテンツはランクが下がる可能性があります。
・HTTPエラーを放置している
HTTPエラーが発生すると、検索エンジンはそれを認識し、ランキングに影響を与える可能性があります。
・Googleが定める違反行為を行っている
Googleのガイドラインに違反する行為を行うと、サイトのランキングが低下する可能性があります。
・自社のサイトの評価が変わる
自社のサイトの評価が変わると、ランキングに影響を与える可能性があります。
サイトがより信頼できると評価されると、ランキングが上昇する可能性があります。
□SEO対策の後検索順位が安定するまでどれくらいかかる?
検索順位が安定するまでは、ご紹介したような様々な要因によって期間が異なりますが、早い場合には1週間程度で上位表示されることもあります。
反対に、上位表示までに数ヶ月から半年ほどの期間がかかることもあります。
大切なことは、続けてコンテンツを更新することです。
SEO対策は一度行ったら終わりではなく、継続的な取り組みが必要です。
ユーザーが求めるコンテンツや、検索エンジンのアルゴリズムが変化するたびに、サイトの内容や構造を改善する必要があります。
順位が安定してもSEO対策を継続することで、さらなる上位表示やアクセス数の増加を目指すことができます。
□まとめ
今回は、SEOで検索順位が安定しない理由やその対策などについて解説しました。
順位が安定しないことには様々な要因がありますが、それぞれに対してしっかりと対処していくことで上位表示を狙えます。
また、変動性が高いSEOにおいては、継続してコンテンツを作成していくことが大切です。
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検索順位をあげて流入ユーザーを増やしたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。