ー今、どういった事をしていますか?
編集部の方から指示のあるSEO対策のキーワードを本文中に盛り込み、クライアント様の商品を説明しています。「少し興味がある」という状態のお客様に、購入まで意識を変えてもらうというお手伝いをしているのがコピーライターだと思っています。
ーコピーライターの仕事の中で、難しかった事や大変だった事はありますか?
やはり今でも得意なクライアントと苦手なクライアントがあります。外壁塗装など今まで生きてきて調べたこともないですし、言葉も知りませんでした。「そもそも何?」というとこから始まったので最初は難しかったです。
でも、外壁塗装の会社が幾つもあって、一回調べたことができて慣れてくると、後は書くことに対してはプロになってきたと思います。
ー今まで印象的な仕事はありましたか?
楽しかったことでいうと美容エステ系です。痩せる方法を書いてくださいということで、個人的に調べることも書くことも楽しかったです。
ーその時はどういうことを意識して書いていましたか?
例えば外壁塗装では、「大体これくらいの年収の方が問い合わせして来る会社です」と書かれており、ペルソナが示されています。お金持ちのお客様が多いのに「費用はこちらの方が安いです」と押し過ぎないようにするべきだと思います。
同じ外壁塗装の業者でも、対象にしているターゲットが違うので、どのような人が読むのかということをしっかり意識して書くようにしています。
ーコピーライティングという仕事をやり始めて、気づいたことや新たに知ることができた事は何かありますか?
単純にいうと、いろいろな業界についての知識が増えたことです。就活の三回生なのですが、「こういう業界ってこういう仕事しているのだ」ということが分かってきて、不動産に興味が出てきました。
また序論、本論、結論をいかに分かりやすく書くかという論理性が身についたと思います。
結論から示さなければ、そもそもページに来た読者がページから「もういいよ」と出ていってしまいます。
ー思い入れのある記事はありますか?
歯並び矯正の歯医者さんというクライアントがいまして、インプラントという歯並び矯正について書きました。私も実際インプラントをしていましたので、とても感情移入しやすかったです。
困っている人が、どうしたらこのインプラントに踏み切ってくれるのだろうと、今読むであろうお客様に寄り添って書くことができたという手応えがあったので、それがポイントになって、お客様が来てくれたのであれば一番嬉しいです。
ーこれからやっていきたい事や、挑戦していきたいことがありますか?
マーケティングなどで、来月から営業に行きたいと思っています。来年史でいうと、いろいろな業務に携わりたいと思っています。来月はマーケティングと営業を掛け持ちさせていただくので、本当にいろいろな領域に出ていきたいと思っています。
コピーライター(同志社大学)
川崎 有梨紗