ーライターとしての仕事を始めた頃はどんな事をしていたんですか。
最初は本当に何も分からない状況だったので、企画書に沿って記事を書くという形が多かったです。けど、書いていくうちに「これは読んでもらうために、読んでもらってなんぼのモノなんだ」と気付き始めました。
その頃から企画書に書いてあるペルソナや、読んでもらうカスタマーを意識して書くようにはなっていきました。
ーライターとして記事を書いている時は、どういうことを意識して書いていましたか?
一番意識していたのは、 やはりペルソナです。読んでもらう人によって伝わりやすい言葉は違います。たとえば年配の人であれば丁寧な口調、若めの人であれば少し緩めな親しみを持ってるような口調に変えたりなど、ちょっとした工夫で大きく変わると思います。
また、導入の部分で共感してもらえる事も大切だと思います。たとえば「こういう悩みありますよね」という入りにしておくと、「確かに自分も同じ悩みがあるな」という共感を得ることが出来ます。
ー今のアナリストチームに入ったきっかけを教えてください。
記事を書いてる時、企画書を読んで、うまく書ける企画書と書くのが難しい企画書がある事に気付きました。企画書すべてがうまく書けるものなら、どのライターもより効率的に書いて貰えると思いました。
まさにそれが僕が最初イメージしていた「マーケティング」だった事もあり、アナリストチームに入りました。
ーアナリストチームではどのような仕事をしてるんですか?
入った当初はお客様からもらったヒアリング内容、お客様の要望であるキーワードを元に、関連する最適なキーワードを選定する事をしていました。
今は当初のやり方から少し変わって、ロングテールキーワードを狙う動きをしています。現状はあまり出てこないけれど、今後伸びていく可能性を秘めているものを自分たちで探して狙ってきます。
従来とは違うロングテールキーワードを狙う動きへの変化は、実験的要素は大きいです。ただ、上手くいけばお客様のホームページが検索結果で上がりやすくなります。チャレンジではあるんですが、現状結果が出る事が多く、仕事としても楽しいなと感じています。
ロングテールキーワードを選定する時、ライティングしていた時以上に読んでもらう人を考えます。読む人の悩みや考え、どういった希望があるのかを意識してキーワードを選定しています。
キーワードをきちんと選定できていないと、どれだけライターの人が良い記事を書いてくれたとしても、検索に引っかかりません。そもそも表示されず、見てもらえなくなるので、プレッシャーは結構感じていました。それが多分一番大変だったかな。
ーこれからやっていきたい事はなにかありますか?
今、お客様に見て頂く企画書と、ライターに見てもらっている企画書は同じものを使っています。ただ、お客様が見たいもの、納得してもらえるような内容の企画書を作ることができれば、もっと良くなるのかなと考えています。
アナリストチーム(滋賀大学)
中尾文哉
ライターとしてライティング業務を行っており、現在はアナリストとしてGoogle アナリティクスなどのツールを使用しながら、クライアントに必要なコンテンツを企画書にまとめ提案する業務を行っている。