近年、多くの企業がSEO対策を実施しており、検索結果ページで上位表示されているほとんどのウェブサイトには、SEO対策が施されています。
そのような現状から、この先SEO対策を実施しようと考えている方は、多いのではないでしょうか。
しかし、SEO対策は実施するだけでなく、成功させなければ意味がありません。
そこで今回は、SEO対策を実施する際に把握しておきたいありがちな失敗例を、3つご紹介します。
タイトルや本文における、キーワードの無意味な詰め込み
できるだけたくさんのキーワードを網羅しようとして、ただキーワードを羅列しただけのタイトルにしたり、キーワードだらけで読みにくい本文にしてしまったりしては、ユーザーにとって全く有益ではありません。
SEO対策の最終的な目標は、「上位表示されること」ではなく、その先の「自社の利益につながること」です。
たとえ上位表示されても、ユーザーが自社のウェブサイトに訪れるだけで、自社の利益につながるような行動(申し込みや購入など)を取らなければ、SEO対策を実施した意味がなくなってしまいます。
上位表示させることだけを考えて記事を更新し続けた結果、コンテンツの質が悪い
「記事を更新し続けることは、内部対策に必須」だと、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
しかしそれは、ただ記事を更新すればいいということではないのです。
検索エンジンのトップシェアを誇るGoogleは、ユーザーにとって有益なコンテンツを理想とし、それを見分けるために検索エンジンのアルゴリズムのアップデートを繰り返しています。
そのため、上記のような、ユーザーにとって有益とはいえないウェブサイトが、Googleの検索エンジンによって上位表示されることは、極めて難しいです。
質の悪い被リンクを大量に集めている
以前は、SEO対策において、外部サイトからの被リンクの数は非常に重要視されていました。
Googleは、被リンクの数が多いことは、ユーザーにとって有益であることを意味すると考えていたのです。
しかし、悪徳業者の出現により、悪質な被リンクが大量に売買されるようになると、被リンクの数でコンテンツの質を判断するのが難しくなりました。
そのため、Googleの検索エンジンは、度重なるアップデートによりコンテンツそのものの質を重視するようになったのです。
さらにGoogleは、悪質な被リンクを集めていると判断したウェブサイトをペナルティの対象とし、上位表示しなくなりました。
そのため、悪質な被リンクを獲得することのリスクは高まっているのです。
以上、SEO対策の失敗例を3つ、ご紹介しました。
先にも述べたように、Googleの検索エンジンは「理想的なコンテンツ」すなわち「ユーザーにとって有益なコンテンツ」を上位表示できるようにアップデートを繰り返しており、この先もその方針は変わらないでしょう。
そのため、その「理想的なコンテンツ」を目指していくことこそが、上記のような失敗を防ぐことにつながるのです。