こんにちは。
SNS運用をマーケティングの一環として行うにあたり、昨今様々な戦略が用いられています。
その中でも教育学から発生した「ピア効果」という概念をうまく活用しSNS運用を行っている企業が近年増えてきました。
そこで今回は最近注目のピア効果についてその意味とSNS運用における活用方法についてご紹介します。
ピア効果とは
ピア効果とは教育の現場で注目され始めた概念で、仲間や集団で学習を行うことで個々を刺激し合い、学習効果を高める効果のことを指します。
この考え方がマーケティングの世界でも取り入れられ始めています。
SNSの普及により消費者は今まで以上に「誰かと購買・消費行動を共有する」という現象が広がり始めました。
このピア効果を上手に利用することでSNS運用にも活用することができます。
ピア効果の活用方法
ユーザーの分析
ピア効果を発揮させるためには、そのピア効果を生み出すであろうユーザーのことをしっかりと理解する必要があります。
例えばスイーツの商品をピア効果で拡散させようとした場合、そのユーザーはおそらく働き盛りの中年男性よりも若者の女子がターゲットとなります。
そのため、SNSを運用する際にはそのような若者女子の目線に合わせた投稿が必要となります。
自身がピアとしてコミュニケーション
SNSにおいて、自身がユーザーのコミュニティの一部として溶け込み、
親近感を持たせるような手法が見られます。
企業がお客様と接する時は、どうしても丁寧に堅くなりがちですが、
そこをあえてフレンドリーでカジュアルに接することでユーザーとの距離を縮めます。
そうすることでユーザーとの間に自然な会話が発生し、より対等な目線でマーケティングを行うことが可能になります。
リードユーザーを巻き込む
市場を牽引するリードユーザーを巻き込むことで、他のユーザーの商品・サービスに対する意識を向上させることができます。
リードユーザーが自社の商品やサービスをSNS上でおすすめすると、その商品やサービスに信頼感が生まれ購買意欲を促す効果が期待されます。
ただし、他のユーザーが「リードユーザーが企業から頼まれて宣伝している」などと感じた場合、負のピア効果が働き大きな機会損失へとつながる恐れがあるため注意が必要です。
まとめ
以上、今回はマーケティング業界で注目されているピア効果についてその意味と活用法をご紹介しました。
この記事をぜひ参考にピア効果をSNS運用に取り入れてみてはいかがでしょうか。